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権力関係を利用したセクハラ・性暴力

  • 執筆者の写真: 笹本潤
    笹本潤
  • 2023年3月11日
  • 読了時間: 2分

 2023年3月にメディアで明らかにされた馬奈木厳太郎弁護士のセクハラ事件は、人権擁護のために働いている弁護士、またセクハラ・性暴力被害事件を担当している男性弁護士の信用を失墜させるものです。弁護士会の懲戒処分も含めて、厳重に責任が追及されるべきです。

 3月3日の被害者の方の記者会見の報道によると、弁護士の地位や金をちらつかせるなどして物を言えぬような関係を作り、体に触れたり、性行為をしています。地位やお金などの方法で物言えぬ関係を作ってセクハラをするひどさは、セクハラ研修をしてきた彼からすればよくわかっていることで、「セクハラを行ってしまいました」(彼が3月1日に発表した謝罪文)などの言葉ではつくされません。謝罪文では、なぜ自分がそのような悪質な行為をするようになったのかの自己分析もなく、言葉だけの謝罪です。弁護士会による処分を軽くさせるために謝罪文を発表したのでしょう。


 私が担当している社会福祉法人のドン・北岡の性暴力事件も同じです。職場の上下関係を利用し、「障害者福祉」という美名を利用して性暴力被害者の口を封じてきました。社会的な活動をする性暴力加害者によく見られる手口です。広河隆一氏の性暴力も同じです。私自身も自ら自戒するとともに、このような性暴力をなくすために全力を尽くしていきたいと思います。

社会福祉法人の性暴力事件: Dignity for all 「ただ普通に働きたかった」https://www.fnht.org/

 
 
 

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