福島汚染水放出の影響--ロタ島から
- 笹本潤
- 2023年4月7日
- 読了時間: 1分
2023年4月、福島の原発汚染水の太平洋への放出について、近隣諸国にどのような影響を与えるかについて、北マリアナ諸国(サイパン、テニアン、ロタ)を訪れた。

現地では漁業を生活の糧にしている方が多く、もし今後数十年にわたって放射能汚染水が太平洋に流され続ければ、魚や海の生態系に対して影響があるのは必至で、サイパン、テニアン、ロタで構成する北マリアナ議会では、2021年以来、放出反対の決議を挙げている。
(写真は、ロタ島で。日本製のブイがロタまで流れ着く
という。日本からの海流が現地にも影響を与える何より
の証拠である。)
日本政府は、トリチウムは処理により少なくなり安全と主張しているが、それが海の生態系にどのような影響があるかは不透明である。一度流してしまえば、地元民の生活は取り返しがつかない。
海洋への放出をやめ、他の代替手段に変えるべきである。そして放射能廃棄物の処理がこのような状態の原発って本当に認めていいのか、も根本的に問われなければならない。
コメント